福島県いわき市に新工場を設立
~石英ガラス製部品の製造・加工事業に参入~
大日本スクリーン製造株式会社(本社:京都市上京区 ⁄ 社長:石田 明)が100%出資するグループ会社、株式会社クォーツリード(本社:福島県郡山市 ⁄ 社長:千葉 喜三)は、福島県いわき市に石英ガラス製部品の製造・加工を手掛ける新工場を設立し、2005年4月11日から操業を開始します。
石英ガラスは、その優れた耐薬品性と高い化学的安定性から幅広い用途に使用され、今後ますます事業分野が拡大すると予想されます。
新工場は、半導体回路を形成するシリコンウエハーの熱処理プロセスに不可欠な、チャンバー、チューブ、カートリッジ(カセット)をはじめとする半導体製造装置用石英ガラス製部品を製造し、事業化することを目的に設立されます。このほか、液晶フラットパネル用大型マスクに使用する合成石英の塊(インゴット)の切断加工を請け負うとともに、微細加工技術を駆使した合成石英製医療用マイクロチップなどの分野にも進出する予定です。
半導体産業分野に加え、液晶、バイオ・医療分野に新たに参入することにより、同社の郡山工場で製造する半導体製造装置用石英ガラス槽のほかにも、石英ガラスにかかわる業界からのさまざまなニーズに対応する予定です。
新工場では、当初25人で業務を開始し、初年度に8億円の売上高を見込んでおり、2010年度には、50人体制で売上高20億円を目指します。